小集楽(読み)おずめ

精選版 日本国語大辞典 「小集楽」の意味・読み・例文・類語

お‐ずめ をづめ【小集楽】

〘名〙 (「お」は接頭語。「つめ」は際(つめ)で橋のたもとの意) 男女が橋のたもとに集まって行なった宴楽水辺で行なった歌垣一種
万葉(8C後)一六・三八〇八「墨江(すみのえ)小集(をづめ)に出でてうつつにもおの妻すらを鏡と見つも」
[補注]「万葉集」例の「小集楽」は、「あそび」と訓む説もある。

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