デジタル大辞泉
「小舌」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
しょう‐ぜつ セウ‥【小舌】
〘名〙
※
言継卿記‐天文一四年(1545)五月一七日「小舌出来候間切之、薬付了」
② ささやかな弁舌。つまらない弁舌。
※花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉三二「汝小舌
(セウゼツ)を震って能く余を
屈撓せしむるを得んや」
③ 葉の
葉鞘と葉身の
境目に生ずる舌状の
突起。イネ科植物に多くみられる。〔生物学語彙(1884)〕
④ イワヒバ類やミズニラ類の小葉の上面の基部付近に生ずる小さい膜質の舌状突起。
ひこ【小舌】
〘名〙
口腔(こうこう)の奥、
咽喉(いんこう)の上に垂れている肉。のどびこ。のどちんこ。
口蓋垂(こうがいすい)。
※和英語林集成(
再版)(1872)「Hiko ヒコ 喉厭」
こ‐じた【小舌】
〘名〙
① 病気のため、舌の根が腫れて別に生じた、小さい舌状のもの。重舌。〔十巻本和名抄(934頃)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報