口腔(読み)コウクウ

デジタル大辞泉 「口腔」の意味・読み・例文・類語

こう‐くう【口×腔】

こうこう(口腔)」の慣用読み医学でいう。

こう‐こう〔‐カウ〕【口×腔】

口からのどまでの空洞部分。口の中。
[補説]医学では慣用的に「こうくう」という。

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精選版 日本国語大辞典 「口腔」の意味・読み・例文・類語

こう‐こう ‥カウ【口腔】

〘名〙 (医学用語としては「こうくう」) 動物の口を構成する腔所(こうしょ)消化管最先端の部分で、口裂により外界と通じる。食物摂取消化などを行ない、また、発声器の一部となる。脊椎動物では歯、舌、唾液腺(だえきせん)などの発達がみられ、後方咽頭に連なる。こうくう。
※土(1910)〈長塚節二三「口腔(コウカウ)粘膜からは」

こう‐くう【口腔】

〘名〙 (医学における慣用読み) =こうこう(口腔)

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百科事典マイペディア 「口腔」の意味・わかりやすい解説

口腔【こうこう】

〈こうくう〉とも読む。→

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栄養・生化学辞典 「口腔」の解説

口腔

 狭義には口の中の空間をいうが,口腔外科というように,口の中の歯茎,顎,口蓋,頬,口腔粘膜,唾液腺などを含めて使う.

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世界大百科事典(旧版)内の口腔の言及

【口】より

…軟体動物の二枚貝類では口は簡単で,口の近くには唇弁があり,外套(がいとう)腔に吸い込んだ水中からえらでこし取った食物を繊毛で集めて口へ送るか,唇弁を殻の外へ伸長して食物を得る。多板類,腹足類では,口腔に形成される小歯を列生した歯舌が発達して,食物を削り取る働きをする。巻貝類には,口部が伸縮性の吻を形成しているものがあり,他の動物の体内などに挿入して摂食する。…

※「口腔」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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