境目(読み)さかいめ

精選版 日本国語大辞典 「境目」の意味・読み・例文・類語

さかい‐め さかひ‥【境目】

〘名〙
① ある土地、場所などの切りとなるところ。際目。界。〔明応本節用集(1496)〕
※滑稽本・浮世風呂(1809‐13)二「『さかい』とはナ、物の境目(サカヒメ)じゃ」
② 敵と味方が接している所。
※石見吉川家文書‐(天正九年)(1581)五月一九日・吉川経家書状「頃従堺目之到来に、但州七味郡え為一行
③ 事柄の、自と他、善と悪、良と不良などが、それによって分別されるわかれ目。
※抱擁家族(1965)〈小島信夫〉四「自分が人間になるか、ならぬかの境目ですよ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「境目」の意味・読み・例文・類語

さかい‐め〔さかひ‐〕【境目】

境となる所。相接する所。分かれ目。「人道と車道の境目」「及落の境目にいる」
[類語]分け目変わり目境界きょうかい境界線区画仕切りきわ分かれ目分界臨界いきボーダーライン地域節目

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

サルノコシカケ

サルノコシカケ科やその近縁のキノコの総称。日本では4科約40属300種が知られ,ブナ林に日本特産種が多い。樹木の幹につき,半円形,木質で厚く堅く,上面には同心円紋があるものが多い。下面には無数の穴があ...

サルノコシカケの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android