…東京都目黒区駒場に所在。1961年秋,立教大学で開かれた大正・昭和の雑誌展がきっかけとなり,主催者の小田切進が高見順,伊藤整,稲垣達郎に呼びかけ,川端康成,久松潜一,木俣修,瀬沼茂樹,中村光夫,平野謙ら多数が加わって文壇・学界240余名の大きな運動となり,各界から基金・資料の協力を受け,63年秋,国会図書館上野支部に文庫を開設,67年春,駒場公園内に建設開館した。樋口一葉,有島武郎・生馬,中里介山,芥川竜之介の各文庫,鈴木茂三郎収集の社会文庫など80の特別コレクションを含む70万点を収蔵公開,貴重資料の復刻や各種の文学展,講座などを活発に行い,内外の文学研究者,読者に広く利用されている。…
※「小田切進」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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