小池(読み)こいけ

精選版 日本国語大辞典 「小池」の意味・読み・例文・類語

こ‐いけ【小池】

〘名〙 小さな池。しょうち。〔観智院本名義抄(1241)〕
浄瑠璃信州川中島合戦(1721)二「鶴は枯木に巣をくはず、大魚は小池(コイケ)に住まずといふ」

こいけ【小池】

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

日本歴史地名大系 「小池」の解説

小池
こいけ

[現在地名]津南町上郷上田 上田小池

外丸とまる村の枝村。同村枝村の田中たなか北西にある。寛文元年(一六六一)検地帳(福原氏蔵)には、代官中村理右衛門と南部杉左衛門とともに外丸村庄屋福原与十郎の署名があり、耕地八反余・高一一石六斗余を検出、元禄七年(一六九四)の妻有組村名書上帳(同氏蔵)によると、寛文八年には別に新田が開発されている。

小池
こいけ

[現在地名]津南町上郷宮野原 小池

宮野原みやのはら村の枝村。朴木沢ほきざわの南に続く。正保国絵図に高六二石余とみえる。天和三年(一六八三)の検地帳(嶋田初枝氏蔵)では田一町七反余・畑二町余、屋敷持六人。切替畑が上原と下かハらに一反、青苧畑が小合清水・家の下・家ノうら・天句寺などに三反余ある。漆木は二四本。元禄七年(一六九四)の妻有組村名書上帳(福原氏蔵)によると、寛文八年(一六六八)に新田が開発され、民戸なく小池の百姓の出作。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報