精選版 日本国語大辞典 「背面」の意味・読み・例文・類語 はい‐めん【背面】 〘名〙① (━する) うしろを向くこと。うしろむき。※四河入海(17C前)一一「さる程に周昉が画ける背面の美人の、うしろむいて、傷レ春」 〔蘇軾‐続麗人行序〕② 物のうしろ側。うしろの方角。背後。後方。※近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉一二「海軍は春日陽春の二艦を函館の背面に向はせ」③ ある物事の裏に隠されている別の面。※二人の友(1915)〈森鴎外〉「此背面(ハイメン)には、さうばかりは行かぬと云ふ意味がある」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
デジタル大辞泉 「背面」の意味・読み・例文・類語 はい‐めん【背面】 1 後ろの方。後ろの側。「敵の背面を突く」2 物事の裏に隠されている別の面。「事件の背面を暴く」[類語]後あと・後方・しりえ・背中・後背こうはい・後面・背部・後部・バック・後ろ・背・裏面・背後・裏・裏手・裏側・搦め手 そとも【▽背▽面/外▽面】 《「背そつ面おも」の音変化》1 後ろの方。また、そとがわ。そと。「暇を告て、堂の―に出行きたり」〈竜渓・経国美談〉2 山の日の当たる方から見て後ろになる側。北側。⇔影面かげとも。「我が大君のきこしめす―の国の」〈万・一九九〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例