小梅代地町(読み)こうめだいちまち

日本歴史地名大系 「小梅代地町」の解説

小梅代地町
こうめだいちまち

[現在地名]墨田区吾妻橋あづまばし三丁目・東駒形ひがしこまがた四丁目

中之郷八軒なかのごうはちけん町・小梅延命寺こうめえんめいじ門前の南にある。東は寄合肝煎大久保氏屋敷、西は中之郷原庭なかのごうはらにわ町・中之郷元なかのごうもと町など、南方は武家地。もとは小梅村ののちの水戸藩蔵屋敷の辺りにあったが、時期は不明だが武家屋敷用地として上地となり、源森げんもり川南方の当地に代地を与えられた。その後百姓町屋が立てられ、宝永年間(一七〇四―一一)家作改が免除され、正徳三年(一七一三)町奉行・代官両支配となった。町内の総小間数は二七五間余、総坪数五千一四四坪余。反別一町七反余は小梅村内に含まれた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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