小栗郷(読み)おぐるすごう

日本歴史地名大系 「小栗郷」の解説

小栗郷
おぐるすごう

和名抄」高山寺本は「乎久流須」、刊本は「乎久留須」と訓ず。史料により「小栗栖郷」と記す。

延暦一〇年(七九一)正月二一日付宇治豊川解(東南院文書)に、

<資料は省略されています>

とあり、宇治氏の居住が確かめられる。康保元年(九六四)一二月一三日付醍醐寺牒案(三宝院文書)には後山階陵の陵戸田として「小栗栖郷」の宇治常男・大宅広門の戸が定められており、宇治氏・大宅氏といった地名を負う氏族の存在がわかる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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