小保田村(読み)こぼたむら

日本歴史地名大系 「小保田村」の解説

小保田村
こぼたむら

[現在地名]鋸南町小保田

本郷ほんごう村・大帷子おおかたびら村・江月えづき村の東に位置する。古代中世穂田ほた郷に含まれていたとみられ、当地二ッ堂に安置される地蔵菩薩坐像は、文明一八年(一四八六)「北郡穂田郷河上大河村」の住民によって奉納されている(同像銘文)。河上は保田ほた川上流域に位置することを意味していよう。慶長二年(一五九七)検地帳には小穂田村とあり、高二五〇石余、反別は田一五町八反余・畑屋敷一八町三反余、名請人は約三五名。同一五年の検地帳も小穂田村で、高二三四石余・反別二八町一反余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android