小余綾磯(読み)こよろぎのいそ

精選版 日本国語大辞典 「小余綾磯」の意味・読み・例文・類語

こよろぎ‐の‐いそ【小余綾磯】

古今(905‐914)雑上・八七四「たまだれのこがめやいづらこよろぎの礒のなみわけおきにいでにけり〈藤原敏行〉」

こゆるぎ‐の‐いそ【小余綾磯】

神奈川県大磯付近一帯の海岸。平安中期以前は「こよろぎのいそ」といわれた。こゆるぎのもり。歌枕。
※兼澄集(1012頃)「わかめかるはるやきぬらんこゆるきのいそのあま人浪にまじれり」

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