デジタル大辞泉
「対捍」の意味・読み・例文・類語
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たい‐かん【対捍】
〘名〙 (「捍」はふせぎ守る意)
① 逆らい拒むこと。張り合うこと。手向かうこと。手向かい。抵抗。拒捍。
※
将門記(940)「
官物を弁済せしめむが為に度々の
移牒を送るといへども対捍を宗となして、あへて府に向はず」
② 特に、中世、年貢公事・
課役・臨時恒例の
雑役など、
幕府・領主などに対して
義務を負っている者が、強い意志をもって積極的にその義務の
履行を拒否すること。
※
吾妻鏡‐文治二年(1186)三月一〇日「有
レ限御上分雑事、并給主祢宜神主得分物、不
レ致
二対捍
一、任
二先例
一可
レ令
二弁備
一也」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「対捍」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報