富島松五郎(読み)とみしま まつごろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「富島松五郎」の解説

富島松五郎 とみしま-まつごろう

岩下俊作小説富島松五郎伝」の主人公
北九州小倉生まれの人力車夫暴れ者のため無法松とよばれる。小倉連隊の吉岡大尉の家に出入りをゆるされ,大尉の死後夫人息子のためにつくす。夫人への思いを胸にひめたまま最後はひとりさびしく死んでいく。昭和18年阪東(ばんどう)妻三郎主演の映画「無法松の一生」が評判となった。

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