精選版 日本国語大辞典 「定色」の意味・読み・例文・類語
てい‐しょく【定色】
〘名〙
① 旧日本陸軍で、兵科を識別するために襟部につけたもの。憲兵(黒)、歩兵(緋)、騎兵(萌黄)、砲兵(黄)などであったが、昭和一五年(一九四〇)兵科区分撤廃で廃止、各部の識別につけるのみとなった。海軍ではズボンにつけて識別線と称し、機関科(紫)、軍医科(赤)、主計科(白)、造船科(鳶)などを用いた。
② きまった色。そのものに特有の色。
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