官能派(読み)かんのうは

精選版 日本国語大辞典 「官能派」の意味・読み・例文・類語

かんのう‐は クヮンノウ‥【官能派】

〘名〙 官能を最も重んずる芸術上の流派感覚的な美を表現することを芸術上の至高とするもの。狭義には、感覚を極度に鋭敏化し強烈な刺激を求めて官能の快楽を追求する、一九世紀末フランス、イギリス退廃派をさし、ボードレールランボー、ワイルドらがこれに属する。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android