安徽南部の古村落-西逓-宏村(読み)あんきなんぶのこそんらくせいていこうそん

世界遺産詳解 の解説

あんきなんぶのこそんらくせいていこうそん【安徽南部の古村落-西逓-宏村】

2000年に登録された中国の世界遺産(文化遺産)。安徽省南部の黄山市黟県、歙(い)県、績渓には明・清代の古民家が多数残されており、当時の住居村落を知る手がかりとしてたいへん貴重な存在になっている。両面屋根造りで白壁の民家は、この地方の明・清代からの伝統的な住居建築様式である。特に、黟県の西逓(シーディ)、宏村(ホンツゥン)は、伝統的な村落の区画と民家が当時に近い状態で残されていることから、世界遺産として登録された。◇英名はAncient Villages in Southern Anhui-Xidi and Hongcun。安徽は中国語でエンフィと発音する。

出典 講談社世界遺産詳解について 情報