守綱寺(読み)しゆこうじ

日本歴史地名大系 「守綱寺」の解説

守綱寺
しゆこうじ

[現在地名]中区栄三丁目

矢場やば公園の西にある。渡辺山と号し、真宗大谷派。本尊阿弥陀如来創建について「尾張名所図会」は慶安二年(一六四九)、「府城志」は承応二年(一六五三)、「尾張志」は明暦二年(一六五六)とする。藩重臣渡辺治綱が祖父半蔵守綱のために創建。

守綱寺
しゆこうじ

[現在地名]豊田市寺部町

渡辺山と号す。真宗大谷派に属し、本尊は阿弥陀如来。創立は元和六年(一六二〇)とも寛永一六年(一六三九)とも伝える。寺伝によると、二代重綱と三代治綱が、名古屋興善寺から芳松院恵頓を招き開山とし、渡辺守綱菩提所と定めた。治綱自ら横山御堂と名乗り、初代住職を勤めた。境内二町七反余は除地となり、守綱の遺骸も興善寺から移された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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