孑孑・孑孒・棒振(読み)ぼうふら

精選版 日本国語大辞典 「孑孑・孑孒・棒振」の意味・読み・例文・類語

ぼう‐ふら【孑孑・孑孒・棒振】

〘名〙 蚊(か)幼虫。体長五ミリメートル内外。体は細長く、普通黒褐色。頭は丸く、背面剛毛があり尾端に呼吸管を持つ。下水水田などにすみ、おもに微生物を食べる。水中を活発に動き、浮上して空気を吸う。成熟すると脱皮して「おにぼうふら」と呼ばれる頭部が大きいさなぎとなる。腹部を屈伸して泳ぐ。ぼうふり。ぼうふりむし。《季・夏》
※俳諧・俳諧古選(1763)付録「孑々の振や金魚の鼻の先〈湖十〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android