子どもシェルター(読み)こどもしぇるたー

知恵蔵mini 「子どもシェルター」の解説

子どもシェルター

虐待などにより家庭で暮らせない、主に10代後半の子どもを対象とした一時避難所。児童福祉法の「児童自立生活援助事業」に当たる自立援助ホーム一種で、NPO法人社会福祉法人が運営している。就労前提とする自立援助ホームや里親宅など次の生活場所が決まるまでの間、衣食住を無料で提供し、弁護士やスタッフが支援を行う。2004年に東京で初めて開設され、19年3月現在、16都道府県に設置されている。その多くが運営費用の大半行政の財政支援や寄付に頼る厳しい状況にあり、資金難や人手不足で閉鎖や受け入れ停止を余儀なくされた施設もある。

(2019-3-26)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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