太田江村(読み)おおだえむら

日本歴史地名大系 「太田江村」の解説

太田江村
おおだえむら

[現在地名]宇久町太田江郷おおだえごう

宇久島の北部、たいら村の北西に位置する。五島家の始祖という家盛の従者藤原久道が当地に住み、一七代に及んだと伝え、その墓地や藤原ふじわら川という井戸が残る。永徳四年(一三八四)二月二三日の下松浦住人等一揆契諾状(山代文書)に「うくのふちわら若狭守貞」とみえ、当地を拠点とする者が一揆に加わっている。江戸時代は福江藩領宇久島掛の管轄に属し、宇久島中(宇久島村)のうち。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android