精選版 日本国語大辞典 「太極・大極」の意味・読み・例文・類語
たい‐きょく【太極・大極】
〘名〙
① 中国固有の宇宙観で、もっとも根元となるものの称。無とも、陰陽変化の理とも解されるが、天地陰陽がまだ分かれない前の宇宙万物の本体。
※談義本・当世穴穿(1769‐71)一「私は、只数を取るが役めで、時としては、太極(タイキョク)にのけられ、又は、一本取残されて、乾のけになる時もある斗の事」
③ 剣道で、吉岡憲法流で用いる太刀さばきの一つ。
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