デジタル大辞泉
「占筮」の意味・読み・例文・類語
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せん‐ぜい【占筮】
〘名〙
筮竹(ぜいちく)で卦
(け)を立てて、
周易(しゅうえき)の理によって吉凶を判断すること。また、そのうらない。
卜筮(ぼくぜい)。
占卜。
※
三教指帰(797頃)下「占筮之年移
レ孝尽
レ命、犯
レ顔諫争」
※
東京新繁昌記(1874‐76)〈服部誠一〉三「娘が占筮亦弓より巧み、占ひは必ず中る」 〔
北史‐儒林伝上・権会〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
占筮
せんぜい
zhan-shi
占いの一種。占は神意を卜 (うら) なった結果を人間が口に出して予知,判断することを示す語。筮は多年性植物である蓍 (めどぎ) からつくる。 50本のこの筮や細い竹棒などを操作して神意を知る技術が占筮である。星,鳥その他の動物や草木による占いなど,さまざまな神秘的方法によって神意を探り,人間の行為の将来の吉 (幸運) ,凶 (不運) を予知することは,太古から世界のどこででも行われている。特に中国では,牛の骨またはカメの甲を焼いて,現れる裂け目の兆しによって吉凶を占う卜 (ぼく) が,殷王朝の神聖な制度となっており,これに次いで筮が尊重されるようになった。卜と筮竹との方法は,占う事柄の大小によって区別して用いられ,六朝頃まで併用されていたらしい。卜は戦国時代に詩の一様式を成立させ,筮は『易経』を成立させ,それが中国の形而上学の基礎となった。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
普及版 字通
「占筮」の読み・字形・画数・意味
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