天井を抜く(読み)てんじょうをぬく

精選版 日本国語大辞典 「天井を抜く」の意味・読み・例文・類語

てんじょう【天井】 を 抜(ぬ)

① 思う存分に事を行なう。また、限度やとめどのないさま、はめをはずすさまにもいう。
浄瑠璃猿丸太夫鹿巻毫(1736)一「焚よ焚よの声々は天井抜(ヌ)いての高なし喚き」
② 公然と事を行なう。おおっぴらにその事をする。
※浄瑠璃・三浦大助紅梅靮(1730)二「妻敵(めがたき)討って腹を癒(い)よ、我は又返り討、天井抜いて女夫になる」

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