大鳳原野(読み)おおほうげんや

日本歴史地名大系 「大鳳原野」の解説

大鳳原野
おおほうげんや

妹背牛町を南東流する大鳳川流域に広がる原野。現在は耕地化され、北空知米作地帯の一翼を担う。「撰定第一報文」に「オホウ」原野とあり、面積九九四万七千一三坪。東は「セヨヒラ」山脈、西は雨竜うりゆう川、南北は「オホウ」大湿地を限り樹林と境する地とされ、平坦にして雨竜川河岸および山麓林地のほかはみな泥炭湿地に属するとある。また「オホウ」川(大鳳川)が中央を流れ、湿地は「オホウ」川の南北および西方「セヨヒラ」山脚にあると記す。総面積二九八四・一ヘクタールで、泥炭湿地は大鳳川の北が四二・九パーセント、南が三九・三パーセント、西に一七・八パーセントあるといい、その面積二一三六・四ヘクタール(前掲報文など)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報