大段(読み)だいだん

精選版 日本国語大辞典 「大段」の意味・読み・例文・類語

だい‐だん【大段】

〘名〙
事柄の量、範囲などについて、その大部分。大略。大体。おおよそ。あらまし
※徂来先生答問書(1725)下「詩経御覧被成候大段の意得に候故申進候」
随筆・約言或問(1831か)一七「道の大段自ら心中に了然たるべし」
② (副詞的に用いて) 大体のところ。おおよそ。大概
※地方官会議日誌‐五・明治八年(1875)六月二三日「一条二条は大段既に決す」
③ 大きく分けた段落。大きな章段
※古文真宝笑雲抄(1525)四「不二の科は、大段三段、小段十段ぞ」

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