大中の湖干拓地(読み)だいなかのこかんたくち

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大中の湖干拓地」の意味・わかりやすい解説

大中の湖干拓地
だいなかのこかんたくち

滋賀県中東部,愛知川河口南岸にある干拓地。面積 10.23km2近江八幡市東近江市に属する。大中の湖は琵琶湖最大の内湖であったが,第2次世界大戦後干拓され 1965年から入植。入植 216戸,増反 147戸で,大規模機械化農業のモデル農村として知られた。1970年からの減反政策(→米作調整)によりスイカ栽培乳牛肉牛ブタ飼育など多角経営が行なわれた。干拓時発見された大中の湖南遺跡 (国指定史跡) には弥生時代の農耕集落跡があり,縄文時代から鎌倉時代初期の遺物も出土した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android