精選版 日本国語大辞典 「塩梅・安排・按排」の意味・読み・例文・類語
あん‐ばい【塩梅・安排・按排】
〘名〙
※正法眼蔵(1231‐53)栢樹子「此の沙彌別処に安排せよ」
※古活字本荘子抄(1530)一「人が造作安排してなさず各己が上にわれとなるやうなぞ」 〔荘子‐大宗師〕
※御伽草子・鼠の権頭(古典文庫所収)(室町末)「それかしは、れうりのあんばいじゃうずにて候。すこし、しほなく候」
③ 物事のほどあいや様子。また、やり方。
※人情本・春色梅美婦禰(1841‐42頃)二「ヲやお前の衿元(えりもと)の風体(アンバイ)が違った様だネ」
④ 身体の具合。健康状態。
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