坂八幡神社(読み)おうさかはちまんじんじや

日本歴史地名大系 「坂八幡神社」の解説

坂八幡神社
おうさかはちまんじんじや

[現在地名]中山町松河原

宮木みやき鎮座。旧郷社。祭神は誉田別尊ほか一六神を数える。由緒によれば貞観七年(八六五)三月、豊前宇佐八幡宮勧請して創建されたという。最初は大坂おおさか郷大社宇佐八幡宮と称したが、中世大坂八幡宮と称したといわれ、神宮寺もあった。天文一二年(一五四三)六月三日、尼子晴久は「伯州汗入郡大坂之内、八幡宮」に神田一二〇石を寄進している(「尼子晴久寄進状」社蔵文書)。永禄五年(一五六二)五月一一日の尼子義久安堵状(同文書)および同一二年九月二〇日の尼子勝久安堵状(同文書)には大坂八幡宮とみえ、太田新右衛門尉に神主職が安堵されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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