土居八幡宮(読み)どいはちまんぐう

日本歴史地名大系 「土居八幡宮」の解説

土居八幡宮
どいはちまんぐう

[現在地名]湯原町禾津

宮の原みやのはらに鎮座する。旧郷社。主祭神は誉田別命、相殿に息長帯姫命・武内宿禰を祀る。正式法人名は八幡神社である。伝えによるともと字古宮屋敷ふるみややしきにあったが、康正二年(一四五六)秋、村内の字野谷のだにの用水溜池堤防が決壊して宮殿は流失し、現在の社地に遷座したという(美作国神社資料)。また一説に、もと大月おおつき村に鎮座し、康正二年秋の洪水で字古宮屋敷に移り、同地にしばらく鎮座の後、現在の地に移ったとか、宇佐八幡を勧請して往古より古宮屋敷にあったが、康正二年秋の洪水で被害が大きく現在地に移したなどともいう(湯原町史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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