湯原町(読み)ゆばらちよう

日本歴史地名大系 「湯原町」の解説

湯原町
ゆばらちよう

面積:一四二・二六平方キロ

郡の北寄り中央部に位置し、東は中和ちゆうか村と苫田とまたとみ村、西は美甘みかも村と新庄しんじよう村、南は勝山かつやま町と久世くせ町、北は八束やつか村と川上かわかみ村に接する。美作三湯の一つとして知られる温泉の町で湯原温泉(湯本)をはじめ真賀まがたる郷緑ごうろく野谷のだにの温泉がある。隣町村との境は標高八〇〇―一〇〇〇メートル級の山が連なり、町域内は六〇〇―七〇〇メートル級の丘陵状の山地が取巻く盆地状の地形で北から南に旭川が貫流し、右岸に北から藤森ふじもり川・粟谷あわだに川・鉄山かねやま川、右岸に北から田羽根たばね川・やしろ川・釘貫くぎぬき川などが肋骨のように旭川に流入する。旭川本流のつくる低地は乏しい。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報