土宇村(読み)つちうむら

日本歴史地名大系 「土宇村」の解説

土宇村
つちうむら

[現在地名]市原市土宇

二日市場ふつかいちば村の南東養老ようろう川左岸にある。地元では「ちちゅう」ともよび、中世は土宇郷などとみえる。大城おおじろ大城台おおじろだい大手坂おおてさかほりうちなどを含む一帯を中世に築かれた土宇砦跡とよぶ。文禄三年(一五九四)の上総国村高帳に村名がみえ、高五五八石。寛永一〇年(一六三三)の龍穏寺本末帳に土宇之郷正福寺とみえる。正保国絵図では高五九八石余。元禄郷帳では五五八石余で、幕末まで同様。寛政五年(一七九三)の上総国村高帳では家数一二五、旗本伊丹領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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