国津比古命神社(読み)くにつひこのみことじんじゃ

精選版 日本国語大辞典 「国津比古命神社」の意味・読み・例文・類語

くにつひこのみこと‐じんじゃ【国津比古命神社】

愛媛県松山市八反地にある神社。旧県社。祭神饒速日命(にぎはやびのみこと)可美真手命(うましまでのみこと)誉田別命(ほむたわけのみこと)

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日本歴史地名大系 「国津比古命神社」の解説

国津比古命神社
くにつひこのみことじんじや

[現在地名]北条市八反地 西原

八反地はつたんじ集落の東の丘陵上にあり、櫛玉比売命くしたまひめのみこと神社に隣接する。旧県社。

式内社伊予国二四社の一つで「延喜式」神名帳に「風早郡二座 国津比古命神社 櫛玉比売命神社」とあり、風速国造物部阿佐利の創建と伝える。由緒によれば応神天皇の頃の創建で、物部氏の祖饒速日命および誉田別尊・宇摩志摩遅命を祭神とする。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内の国津比古命神社の言及

【北条[市]】より

…斎灘上の安居(あい)島は江戸末期に風待港として繁栄した。八反地にある国津比古命(くにつひこのみこと)神社は風早国造物部阿佐利の創建という伝えのある古社で,秋祭は〈火事祭〉〈半鐘祭〉の異名がある。南にある櫛玉比売命(くしたまひめのみこと)神社とともに式内社。…

※「国津比古命神社」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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