四塩化炭素
シエンカタンソ
carbon tetrachloride
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
四塩化炭素
しえんかたんそ
carbon tetrachloride
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四塩化炭素【しえんかたんそ】
化学式はCCl4。特有臭のある無色の液体。融点−23.8℃,沸点76.74℃。水にほとんど不溶,有機溶媒に可溶。二硫化炭素に塩素を作用させてつくる。溶媒,消火剤,またフロンの製造原料にも用いられてきた。劇薬で,ときに中毒を起こす。
→関連項目大気浄化法
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しえんか‐たんそ シエンクヮ‥【四塩化炭素】
〘名〙 炭素の塩化物の一つ。化学式 CCl4 無色の液体。有機化合物、油、グリース、タールなどをよく溶かす。劇薬。ドライクリーニング、油脂類、不燃性の溶剤、フレオンの原料、殺虫剤、分析用試薬などに用いる。四塩化。
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デジタル大辞泉
「四塩化炭素」の意味・読み・例文・類語
しえんか‐たんそ〔シエンクワ‐〕【四塩化炭素】
炭化水素に塩素を反応させて作る、特異臭のある無色の液体。水にはほとんど溶けず有機溶媒に溶けるので、フレオンの原料、油脂・樹脂の溶剤に利用。化学式CCl4 テトラクロロメタン。
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四塩化炭素
CCl4 (mw153.82).テトラクロロメタン.肝臓毒性があり,無色で特有の臭気がある.
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しえんかたんそ【四塩化炭素 carbon tetrachloride】
メタンCH4の水素原子を全部塩素原子で置換した化合物。テトラクロロメタンともいう。化学式CCl4。融点-23℃,沸点76.74℃。比重1.63195(20℃)で水より重い。無色透明,揮発性,不燃性の液体で,特有の臭いを有する。水にはほとんど混ざらないが,アルコール,エーテルなどの一般有機溶剤とはよく混和する。化学的に安定で,一般に酸,塩基の作用を受けないが,塩化アルミニウムなどのルイス酸とは錯体を形成する。
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