喧嘩・諠譁(読み)けんか

精選版 日本国語大辞典 「喧嘩・諠譁」の意味・読み・例文・類語

けん‐か ‥クヮ【喧嘩・諠譁】

〘名〙
① (形動) さわがしいこと。やかましいこと。かまびすしいこと。また、そのさま。喧騒
菅家後集(903頃)官舎幽趣「中不得避諠譁、遇境幽閑自足誇」
将門記(940頃か)「山響き草動て(へいきく)とののしり、喧嘩とかまびすし」 〔史記‐叔孫通伝〕
② (━する) 言い争ったり、腕力を用いて争ったりすること。口論や力ずくで争うこと。いさかい。あらそい。
※三代格‐五・大同二年(807)四月六日「而比年諸国司等交替之時彼此相論。各是己言申請諠譁」
太平記(14C後)二一「古より今に至るまで、喧嘩(ケンクヮ)不慮に出来る事多といへども」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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