商向(読み)あきないむき

精選版 日本国語大辞典 「商向」の意味・読み・例文・類語

あきない‐むき あきなひ‥【商向】

〘名〙
商売関係のあること。商売上
人情本・清談峯初花(1819‐21)後「捨五郎が見世の事万端実体につとめ、商向(アキナヒムキ)にも巧者にて」
商品として適していること。また、そのもの。
歌舞伎・蝶々孖梅菊(1828)序幕「商(アキナ)ひむきといふ代物を、居所も知れぬお前様に、なんでこれが貸されるものだ」

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