唐の鏡(読み)からのかがみ

精選版 日本国語大辞典 「唐の鏡」の意味・読み・例文・類語

から【唐】 の 鏡(かがみ)

義経記(室町中か)七「からのかがみ取り出だし、『これはいかが』と言へば」
② (大事に扱うところから。一説に、よく面影を映すところから) 大事な母、妻、子などをたとえていう。もと梓巫子(あずさみこ)の用いた隠語
浄瑠璃三世相(1686)三「アア恋しきは相の枕、いとしきはからのかがみ」
世間、世の中をいう梓巫子の隠語。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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