名古屋打・名護屋打(読み)なごやうち

精選版 日本国語大辞典 「名古屋打・名護屋打」の意味・読み・例文・類語

なごや‐うち【名古屋打・名護屋打】

〘名〙
① 簪(かんざし)一種琴柱(ことじ)の形をした、足の股の間が広いもので、若い女性が使用した。
洒落本・妓娼子(1818‐30)「なごや打の銀のかんざしをちょいとたぼおさへにさし」
浮世草子好色一代女(1686)五「時の首尾によりて名古屋打(ナゴヤウチ)の帯、重打の下緒、おもひの外なる商(あきなひ)事をするぞかし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android