下緒(読み)さげお

精選版 日本国語大辞典 「下緒」の意味・読み・例文・類語

さげ‐お ‥を【下緒】

〘名〙 刀の鞘の栗形(くりがた)に通して下げる紐。軍陣の際、刀を上帯にからみつけるために用いる。ふつう、栗形に通して折り返し、二本として垂らす。一本として垂れるのを半下緒という。二重下緒。さげ。〔文明本節用集(室町中)〕
※浄瑠璃・国性爺合戦(1715)四「しゅざや木刀しんくのさげお、花の口べに雪のおしろい」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android