どう‐じ【同事】
〘名〙
①
仏語。
四摂(ししょう)法の一つ。
菩薩が
衆生を導くために、衆生に近づいて、
苦楽をともにし、事を同じくすること。
※
顕戒論(820)下「讚
二歎四摂
一、自不
レ能
レ行
二布施・愛語・利益・同事
一」
※
八雲御抄(1242頃)一「一座の連歌にいたく同事の多かるはあしき事也」
④ 取引市場で、
相場に
変動のないこと。〔取引所用語字彙(1917)〕
おなじ【同】 事(こと)
※
万葉(8C後)一五・三七七三「君がむた行かましものを於奈自許等
(オナジコト)後れて居
(を)れど良きことも無し」
こと‐こと【同事】
〘名〙 (上の「こと」は「如
(ごと)」と
同根という) 同じこと。→
ことことは
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「同事」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報