吉祥村(読み)きちじようむら

日本歴史地名大系 「吉祥村」の解説

吉祥村
きちじようむら

[現在地名]大木町三八松みやまつ

野口のぐち村の南に位置し、東はなか村、西は立石たていし(現柳川市)中世三潴庄の内。観応三年(一三五二)書写の安楽寺領注進状に筑後国一円所領の一つとして「三潴庄内吉祥今村凶徒大村小太郎押領」がみえる。吉祥村は応永二年(一三九五)閏七月二五日の天満宮領筑後国所領注文(太宰府天満宮文書/大宰府・太宰府天満宮史料一二)にもみえ、三潴庄内にありながら安楽寺(太宰府天満宮)領であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android