本吉(読み)もとよし

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「本吉」の意味・わかりやすい解説

本吉
もとよし

宮城県東部気仙沼市南部の旧町域。東部はリアス海岸をなす三陸海岸に面する。1955年津谷町と小泉村,大谷村の 2村が合体して本吉町が成立。2009年気仙沼市に編入。中心地区の津谷は東浜街道と西郡街道(にしごおりかいどう)が交わる宿場町として発達,商業の中心地。農村部では米作のほか,酪農や施設園芸が盛ん。太平洋岸には大谷,小泉に県内有数の海水浴場があり,北上山系の徳仙丈山(とくせんじょうさん),田束山(たつがねさん)はツツジの群生地。馬籠(まごめ)は隠れキリシタンの村で遺跡がある。海岸一帯は三陸復興国立公園に属する。

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改訂新版 世界大百科事典 「本吉」の意味・わかりやすい解説

本吉 (もとよし)

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世界大百科事典(旧版)内の本吉の言及

【美川[町]】より

…金沢平野を貫流する手取川の河口部に位置し,日本海岸の砂丘には松の防砂林が続く。古くは本吉といい,江戸時代には北前船の寄港する日本海の要港であり,とくに文化・文政期(1804‐30)には廻船問屋が軒を並べ,加賀藩最大の港町として隆盛をきわめた。1898年北陸本線が通じて港の機能は失われたが,代わって豊富な地下水を利用する染色業が興った。…

※「本吉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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