吉田秀彦(読み)よしだひでひこ

知恵蔵mini 「吉田秀彦」の解説

吉田秀彦

柔道家。1969年9月3日、愛知県生まれ。身長180センチ、104キロ。小学4年から柔道を始め、14歳で柔道の私塾・講道学舎に入門。世田谷学園高校3年時にインターハイを制覇し、明治大学では世界選手権2連覇を達成する。92年のバルセロナ五輪78キロ級で金メダルを獲得し、以降、アトランタシドニーと3大会連続で五輪に出場。2002年、97年より務めた明治大学の監督を辞任してプロ柔道家に転向し、総合格闘技として活躍した。10年に引退し、11年、時間貸駐車場を運営するパーク24の柔道部監督に就任。柔道界を盛り上げるため一時的に現役復帰するとして、13年、全日本実業団体対抗大会に同実業団の選手として補欠登録した。

(2013-5-27)

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「吉田秀彦」の解説

吉田秀彦 よしだ-ひでひこ

1969- 平成時代の柔道選手。
昭和44年9月4日生まれ。世田谷学園高から明大にすすみ,世界学生選手権2連覇など活躍。内また,大外刈りを得意とし,平成4年バルセロナ五輪78kg級ですべて一本勝ちで金メダル。8年アトランタ五輪に出場。11年世界選手権90kg級で優勝。12年全日本選抜体重別で優勝。同年シドニー五輪に出場。9年母校明大の監督。14年明大の監督を辞任して吉田道場をひらく。同年総合格闘技大会「Dynamite!(ダイナマイト!)」で勝利しプロ格闘家デビューを飾った。愛知県出身。

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