吉上(読み)キチジョウ

デジタル大辞泉 「吉上」の意味・読み・例文・類語

きち‐じょう〔‐ジヤウ〕【吉上】

この上もなく吉であること。上吉。大吉
(「吉祥」とも書く)六衛府下役禁裏各門の警衛に当たった。黄仕丁きじちょう

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精選版 日本国語大辞典 「吉上」の意味・読み・例文・類語

きち‐じょう ‥ジャウ【吉上】

〘名〙
① この上なくめでたいこと。上吉。大吉。
② 六衛府の下役。宮中宮門警備にあたった。黄仕丁(きじちょう)。きつじょう。吉祥。
小右記‐永祚元年(989)七月一五日「化徳門吉上及近衛門御門々々守等」

きつ‐じょう ‥ジャウ【吉上】

〘名〙 (「きっしょう」とも) =きちじょう(吉上)②〔色葉字類抄(1177‐81)〕
平家(13C前)六「きつじゃうなんどとどめおき、其屋を守護せさせ」

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