右の方(読み)ミギノカタ

デジタル大辞泉 「右の方」の意味・読み・例文・類語

みぎ‐の‐かた【右の方】

二分したときの右側。また、右の組。
相撲すまいせちで、相撲人すまいびと左右に分けたときの右方。今の西方
「左の方にも―にも負くることなかりければ」〈今昔二三・二三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「右の方」の意味・読み・例文・類語

みぎ【右】 の 方(かた)

① 右のほう。みぎがわ。二分して左右に分けたときの右方。
※延喜十三年亭子院歌合(913)「左方の宮に右のかたの奉り給ひける」
② 特に、中古相撲(すまい)の節に諸国から選出された相撲人(すまいびと)を左右に分けた、その右方。今の西方(にしかた)に当たる。
※今昔(1120頃か)二三「取手共賢かりければ、出来て後、左の方にも右の方にも負くる事无かりければ」

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