口に蜜あり、腹に剣あり(読み)くちにみつありはらにけんあり

精選版 日本国語大辞典 「口に蜜あり、腹に剣あり」の意味・読み・例文・類語

くち【口】 に 蜜(みつ)あり、腹(はら)に剣(けん)あり

(中国、唐の玄宗の時の宰相李林甫(りりんぽ)人柄を述べた語から) 口先ではやさしいことを言いながら、心の中は陰険なこと。
仮名草子・虫の歌合(1624‐44頃か)「はち こころにははりもちなからあふときはくちにみつあるきみそわびしき」 〔新唐書‐李林甫〕

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ことわざを知る辞典 「口に蜜あり、腹に剣あり」の解説

口に蜜あり、腹に剣あり

口ではやさしいことを言いながら、心の中は陰険なこと。

[解説] 中国、唐の玄宗帝の時の宰相、りんの人柄について言われたことば

英語〕Many kiss the hand they wish to cut off.(切り落としたいと願う手にキスする者多し)

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