参到(読み)もういたる

精選版 日本国語大辞典 「参到」の意味・読み・例文・類語

もう‐いた・る まう‥【参到】

〘自ラ四〙 (「まいいたる」の変化した語) やって行く。やって来る。
書紀(720)敏達一二年是歳(前田本訓)「然れば則ち百済、新に国を造らむと欲はば、必ず先づ、女子(めのこ)小子(わらは)を以て舩に載せて至(マウイタ)らむ」

まいた・る まゐたる【参到】

〘自ラ四〙 「まいいたる(参到)」の変化した語。
仏足石歌(753頃)「幸(さき)はひの 厚き輩(ともがら) 麻為多利(マヰタリ)正目に見けむ 足跡(あと)のともしさ 嬉しくもあるか」

まい‐いた・る まゐ‥【参到】

〘自ラ四〙 高貴な人のもとや高貴な場所に行き着く、やって来る。まいたる。もういたる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報