精選版 日本国語大辞典 「厳・大」の意味・読み・例文・類語
いか・い【厳・大】
※宇津保(970‐999頃)俊蔭「おそろしげにいかきものどもひと山に満ちて」
② (よい場合にも、悪い場合にもいう) 程度が甚だしい。たいそうな。ひどい。いっかい。
※洒落本・禁現大福帳(1755)一「いかい空気(ウツケ)といわるべし」
※狂言記・竹生島参(1700)「さて身共は、つひに竹生島へ参らぬが、いかい参りか」
いかい【厳・大】
〘副〙 (形容詞「いかい」の連体用法「いかい事」などから変化したものか) たいそう。ひどく。いっかい。
※雑俳・蓬莱山(1709)「手おひする役者はいかいくたびれふ」
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