十花村(読み)じゆつかむら

日本歴史地名大系 「十花村」の解説

十花村
じゆつかむら

[現在地名]水海道市十花町

鬼怒きぬ川・小貝こかい川に挟まれた沖積低地に所在。村落は小貝川旧河道西岸にあり、上十花(上坪)・下十花・仲新田なかしんでんの三地区からなる。西を八間堀はちけんぼり川が南流。北は下川崎しもかわさき村。享保一八年(一七三三)の十花新田開発由来写(片野家文書)に「十花村新田起立之事、于時寛永元年甲子之正月名主作右衛門後又兵衛に成、惣右衛門後に筑後に成、作右衛門後日向に成、三人同月日に有付」などとみえ、十花の地名は開発当時の一〇家にちなみ、上蛇じようじや村の又兵衛のほかきり(現下妻市)浪人入植によって開発がすすめられた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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