北片河町（読み）きたかたかわまち

日本歴史地名大系 「北片河町」の解説

北片河町
きたかたかわまち

[現在地名]萩市大字北片河町

北片川町とも記される。萩城の外堀に架かる北ノ惣門の東に位置する長方形の町人町。南は南片河町、北は樽屋（たるや）町。

寛延二年（一七四九）頃の「萩諸町之旧記草案」は「御打入已来片側町なり。然処に町奉行役上(植)野保(芳)庵所勤之節、萩市中之惣年寄役を竹内久之丞と云者、只一人して相勤る内、北片川町企相成たる由謂伝へり」と記すが、北片河町は慶安五年（一六五二）の絵図および貞享年間（一六八四―八八）の絵図にはみえず、元文年間（一七三六―四一）の絵図に初めて記される。

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出典　平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について　情報

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