勝弦峠(読み)かつつるとうげ

日本歴史地名大系 「勝弦峠」の解説

勝弦峠
かつつるとうげ

塩尻と岡谷とを結ぶ通路は、江戸時代は中山道塩尻峠越えが正規の道筋であったが、別に塩尻宿から勝弦新田を通って岡谷へ下る中世からの道筋があり、その峠を勝弦峠といった。標高一〇九六メートル、緩やかな峠で塩尻・岡谷間を結ぶ最短距離である。

武田信玄は「信玄の棒道」と称する直路の軍用道路を各地につくっているが、この峠道も利用したことであろう。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android